2021-06-17

厨房の制作と庭づくり

当初はカウンターも自作しようと考えていましたが、それをやっていたらあと1年ぐらいオープンできなさそう…と思い、粟国村の「東ぬ赤瓦家改修WS」の講師をしていただいた、八重瀬町の工房地球のかけらの古我知毅さんに作っていただきました。

しまカフェのコンセプトは、「アンティークと大自然と琉球文化の融合」だったので、カウンターはシャビーな塗装にしたいとお伝えしたところ…想像していたよりもずっと素敵で重厚なカウンターが届きました。

厨房の床はキッチンフロアを敷き、壁には鎧張りした外壁の余りを張りました。この頃にはもう資金が枯渇してきたこともあったのですが(苦笑)、使えるものは利用するのが離島らしくていいなぁと思って。でも、タイルの緑色ともマッチして、ぜんぜん素敵な厨房になったと今では満足しています。スイングドアは、ウッドデッキの柵につかったワンバイ材の余りを使って自作しました。

また、緊急事態宣言の合間を縫って、実家に置いてきたケヴィント医療棚を取りに行ってきました。粟国島への引っ越しの際も、荷物はすべてゆうパックで送ったわたし。沖縄、特に離島への引っ越し費用はとにかく高額だとされ、ほとんどの人は家具や家電を買い替えていると思われます。

しかも昔と違って、三面ガラスの飾り棚は家財便などで送ってもらえません。この棚をどうやって関東から運んでくるのか、ずっと悩みの種でした。諦めるという選択肢も何度もあたまをよぎったのですが、最初にこのしまカフェの青写真をつくった時にこの棚をイメージの中心に置いていたので、なんとしても持って来たかったのです。

厨房が終わるまでは、庭は見ないようにしていました。あちこち手を出していると全体的に進行が停滞してしまうため。で、まず絶望しそうに茂ってしまった雑草を抜いて、家庭用耕運機で土を柔らかくして、土を均し、植栽シートライトを敷いてから、クラピアK7というグランドカバーを植えました。

裏庭にあたる部分には、冬の間にミント各種、レモンバーム、ローズマリー、レモン、ユーカリ、ブーゲンビリアを雑草対策のために植えました。

この手前のモヒートミントがよく育ったため、「粟国島産黒糖と自家製ミントのモヒート」というアルコールメニューをつくりました。(めちゃめちゃ美味しいです!)

「しまカフェ ヒージャー珈琲」の看板ヤギ(ヒージャー)になる予定だったムギちゃんは、もらってから3週間ほどで急死してしまいました。この子たちはご近所さんの家の子ヤギ兄弟。今後「ヒージャー珈琲」に本物のヒージャーがやってくるのかは、まだわたしにもわかりません…。

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